ご挨拶


プロフィール

新年おめでとうございます。旧年中のご厚情に感謝申し上げ、本年も引き続いてのご指導をお願い致します。昨年に続き、今年も間違いなく内外ともに波乱の一年となります。「税と社会保障の一体改革」を議論する今通常国会は、開幕早々解散含みの緊迫した展開となりそうです。でも、思えばそもそも消費税10%を謳ってきたのは自民党の方で、これが選挙の少なくとも二大政党間の争点にはなりえないでしょう。むしろ政界再編を睨んだひとつの対立軸になるのかもしれませんが、いずれにしても選挙で「何を国民に問うのか?」...話が煮詰まるには今しばらく時間を要すると思います。衆議院総選挙には、その都度必ずテーマがあります。なかみの良し悪しはともかくとして、2005年のテーマは「郵政民営化」、そして2009年は「政権交代」でした。「なかみはともかく」といったのは、本当に残念ながらいつもなかみは殆ど議論されることなく、とにかくテーマを掲げた方が勝利するというパターンがここ何度か繰り返されてきたからです。言葉を換えれば、どちらの掲げたテーマが国民に採用されたか、で勝負が決まるということです。民主党は結党以来「政権交代」をお題目の如くうったえてきました。2009年の総選挙でようやく、そのお題目が国民の心にヒットしました。でもそれが国民のどんな思いに支持されたのか、未だに理解しないまま政権運営を続けているところに今の政権の行き詰まりの原因があります。今こそ国民の思いを、まずは言葉に置き換えるところからやり直さなければなりません。なぜならば、国民自らが言葉にならないその「言葉」を引き続き模索していると思うのです。ソヴィエト連邦が崩壊して丸20年が経過しました。社会主義と資本主義のいわゆる冷戦構造は資本主義の勝利という形で終焉し、その後の世界はその宗主国であるアメリカの一極体制が続くと誰もが信じてきました。少なくともサブプライムローンの破綻とリーマンショックまでは...。かつての勝者であった資本主義はいわゆる新自由主義、金融資本主義、市場原理主義へと変貌を遂げ、そして自らがまねいた世界規模の信用収縮によって今、大恐慌をもたらしかねない状況にあります。2012年、世界は多極化の時代に突入した、と後に振りかえって見る日が来ます。私はそう確信します。そしてそんな中、日本の国は大震災と大津波、原発事故から復興し、世界の中の一極として今こそ自主自尊、国家の主権を確立しなければなりません。60年前の1952年(壬辰の年)はサンフランシスコ講和条約が発効、わが国がいちおう主権を回復した年でした。この主権が「本物」になるのか否か...。そしてもうひとつの大切な「国民主権」が「政治主導」を通じて実現できるのか否か...。私たちが模索してきた言葉はこのふたつの主権の確立だったと思うのですが、少々おおげさだったでしょうか?厚生労働副大臣衆議院議員 牧義夫