民主党教育基本問題調査会は12日午後、党本部で「第6回教育基本法に関する検討会」を開催。これまでの検討会で出席議員から示された意見等を踏まえ、検討会座長の西岡武夫参議院議員(元文相)が党独自案の原案となる「民主党の教育基本法案要項(座長試案)」を示し、55人の議員が出席のもとで5時間近くに及ぶ集中審議を行いました。
「日本国教育基本法案(新法)要綱」では、この間、焦点となっている愛国心については、「日本を愛する心を涵養し」との表現が前文に盛り込まれました。また、愛する対象を制度としての「国」でなく「日本」としました。「涵養」とは、自然に養い育てるという意味をあらわします。政府案では教育の目標として「わが国と郷土を愛する態度を養う」と記述しています。新法は前文と21条からなります。