5月17日 衆院教育再生特別委員会は、安倍晋三首相が出席して、教育関連3法案の総括質疑を行いました。
民主党から松本大輔、笠浩史両議員が質問に立ちました。笠議員は現場に権限と責任を与えたイギリスの教育改革を取り上げ、学ぶべきものは何かを質しました。首相は、「強い意思」と答え、現場に権限と責任の方向性は私も賛成としたものの、全ての権限を下ろせばいいというものではないとました。民主党の提出者の牧義夫議員は、国の権限強化ではなく、現場に責任と権限を与える民主党案がより学んでいると答えました。
採決に先立ち、政府の3法案に反対、民主党の日本国教育基本法案、学校の教育力向上3法案に賛成の討論を行いました。
採決の結果、民主党案は賛成少数で否決、政府案は賛成多数で可決されました。なお、教育予算の拡充に努めるなどを内容とする付帯決議が可決されました。