激動の2008年が幕を閉じようとしています。何が「激動」って、まずは米国の不動産バブルがはじけて信用収縮が起こり、大手投資銀行が破綻して金融不安が生じ、それが世界に波及してわが国の実体経済にも影を落とし、雇用不安がひいては社会不安に・・・、と一息には言い尽くせない程の激動の年でありました。ついでにいえば、総理もまた一人変わりました。
来年に先送りされた課題は、したがって山のようにたくさんあります。量が多いだけでなく質的にもこれまでに対処してきた問題とはわけがちがって、これはもう「新たな秩序をつくる」と言っても過言ではないほどの国民的一大事業にならざるをえないわけで、したがって国民の信任を得た政権に委ねられるべき課題なのであります。
寒くて暗い「夜明け前」はもうあと僅かです。私たち国民は今、覚醒しつつあります。2009年は、日本国民がより高いモラルを追求し、より深い幸福を実感できる、そんな年になると確信しております。