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  • 牧義夫からの一言
    2022-01-01

    年頭にあたり

     新年明けましておめでとうございます。
     私たちのマスク生活も丸々二年となりました。そして一日も早い終息を願いつつも、残念ながらまた、新たな変異株と共に新しい年を迎えることとなってしまいました。
     引き続き、一日も早く「当たり前の日常」を取り戻すことを最優先課題とし、与野党の垣根を越え全力で取り組んで参ります。
     先の総選挙では、日頃よりご理解、ご支援を頂いている多くの皆様より本当に大きなお力を頂き、お陰様で7期目の当選を果たすことが出来ました。改めて心より御礼申し上げます。薄氷を踏むような辛勝だっただけに、逆に人一倍職務の大切さを自覚しているつもりです。更に人一倍精進して参ります。
     所属する立憲民主党は去る11月30日、泉健太新代表を選出、新体制を発足させました。その中で私は、新たに「社会保障調査会長」の重責を担わせて頂くこととなりました。調査会は厚労委員会に対応する部会とは別の次元で、中長期的に総合的に、あるべき持続可能な社会保障制度について有識者からのヒヤリングを重ね、現場の声を聴き、議論を積み上げ、党としての政策をまとめ上げる場です。「日本型格差社会」の本質を見極め、特定の階層や特定の年代、特定の団体の既得権益に捉われない公正な分配を実現すべく、税制調査会、その他の調査会とも協力しながらゴールデンウイーク明けまでには中間報告をまとめたいと思っております。
     私どもがいかに声高に「政権交代」を訴えても、その声は国民の皆様の耳には響いていなかった、或いは空虚な響きでしかなかったことが今回の総選挙を通じ痛いほど感じられました。政権の準備も覚悟も、共に欠如していたことがすでに見透かされていたのです。この反省の上に立った新体制のスタートでなければ我が党に未来はありません。当然のことながら、我が党に未来を託してくれとお願いすべくもありません。少々気負いすぎと言われるかもしれませんが、そんな不退転の決意で、党の政策の目玉ともなる社会保障政策に取り組みます。
     米中の軋轢の中での我が国の立ち位置、気候変動と大規模自然災害への対応、エネルギー問題など私たちの生存に直接的に関わるさまざまな大難題も目の前に山積する中、間違いなく私たちは今、これまでの経験則だけを頼りにしていたのでは切り抜けられない新たな時代の入り口に立たされています。政治への諦めと低投票率、責任の一端は確かに私ども野党にもあります。しかし「政治」の果たすべき責任は今後ますます重くなることを強く自覚し、これからも性懲りもなく訴え続けて参ります。

     

    令和4年 元旦
    衆議院議員 牧 義夫

     





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