新年冒頭に召集された第171回通常国会も一ヶ月が経過しました。麻生内閣が提出を先延ばしにしていた2008年度第二次補正予算は、両院協議会が二日間にわたって開かれ、1月27日に成立しました。予算は原案通り成立しましたが、参議院で予算案が修正されたのは初めてです。「定額給付金」に世論調査で7から8割が反対する、国民の世論を反映したものです。
また、衆議院予算委員会は2月3日から、2009年度予算案の基本的質疑に入り、本格論戦が幕を開けました。
国会の最大の役割は予算をはじめ国政に関する諸問題について審議することです。百年に一度の危機だといわれる米国発の金融危機に端を発する世界同時不況は、私たちの生活に大きな影響を及ぼしています。深刻な不況にあえぐ国民生活の救済に、今こそ政治家のリーダーシップが求められています。