平成21年度予算が先週末、衆議院を通過しました。予算成立が少々4月以降にずれ込んだとしても、本当のところ国民生活にはさして影響はないのですが、�年度内に決まった方が国民に何となく安心感をあたえるという程度の景気刺激効果はあるといえばある�先に延ばせば必ず民主党が恰も国民生活を軽んじているかのごとき誹謗中傷がなされる�予算が通れば総理がこれ以上解散を先送りする口実がなくなる–といったことから我が党も反対ながら採決には応じたわけですが、分かりにくいといわれれば分かりにくいですね。
衆議院と参議院がねじれているのではなくて、国民と衆議院がねじれているんだという現実を踏まえれば、今は理屈よりも問答無用で、マスコミになんといわれようと現政権がもうにっちもさっちもいかない状況をつくることに専心する–と、こちらの方がわかりやすかったんじゃないかな、と個人的には思っています。