総選挙から三カ月が経過しました。ご支援いただいた多くの皆様に改めて感謝申し上げ、そしてご期待にお応えできなかったことにお詫び申し上げます。本当にありがとうございました。そして、ごめんなさい。
選挙戦を通じて訴えてきたことは、私は今でも正しかったと確信しております。ただ、今ここで議論を蒸し返すつもりはありません。ひとつは、現在その立場にないということ。そしてどの道、2014年、15年と消費税率が引き上げられれば何れにせよはっきりすることだからです。
私が今ここで反省すべき点は、政策の中身よりもむしろ、それを国民の皆さんに聞いていただくための方法論にあると思います。「発信力」という言葉に置き換えることができるかもしれませんが、特定の「理解者」の皆様から「とてもわかりやすい」とおだてられ、これで事足れりとタカをくくっていたのが三カ月前の私でした。結果、その貴重な理解者の志をも踏みにじることになってしまいました。
この反省を踏まえ、ようやく一つの結論に辿り着きました。それはともかく、当面は何が何でも、なりふり構わず「勝てる戦い」への環境づくりに全神経を集中させることです。バッジを外しても政治家の端くれ。何より問われるのは、理想論ではなく結果です。一時の誤解を恐れ、価値判断の基準を見直すことに躊躇していたら、結局何もなし得ず終わってしまいます。
三カ月が経過し心身ともにリセットが完了しつつあります。春、夏と選挙も続きます。アドレナリンの分泌量も増えて参りました。この間、多くの皆様にご心配をいただき心苦しい日々を送って参りましたが、ここで改めて戦闘再開宣言をさせていただきます。
「既得権益との本当の闘いはこれからだ!」
平成25年3月11日
前衆議院議員 牧義夫