朝日新聞社を相手取って起こした損害賠償訴訟が今週、最高裁で結審しました。
一審、二審の私の一部勝訴がそのまま支持されたもので、私としては「一部」というところにやや不満が残るものの、取り敢えずやれやれといったところです。
訴えは、当時厚労省の局長だった村木厚子さん(現事務次官)が逮捕されたあの郵便不正事件に、あたかも私が関与していたかのような報道を同紙が繰り返した事に対するもので、事実誤認による報道であったことは裁判で「全面的に」認められました。
同紙はご丁寧に昨日の朝刊で自らの「負け」を報じていますが、その記事は最後に「当社の主張も一部認められた」と結んでいます。またしても読者に誤解を与えかねない実にイヤラシいイタチの最後っ屁のような記事です。
言っておきますが、一部認められた部分とは、「断定的な記述でなかったからそれだけの損害賠償の責を負うものでない」という部分と「一度訂正記事を載せたのでこれ以上謝罪する必要はない」という部分だけで、あくまでも事実誤認であったということに関しては私の全面勝訴なのです。
もうこれ以上言いたくありませんが、少なくとも反省ぐらいはしてもらいたいものです。